<aside> 💡 このページの目的: ICPとは何かイメージすることができる
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そもそもICPとはなんなのか
ICP (Internet Computer Protocol) は、世界中のデータセンターと分散型ガバナンスにより、インターネット上にクラウドを組み込む分散型プラットフォームです。
たとえば、「図書館」をイメージしてください。この図書館は一つの会社や管理者に頼らず、利用者みんなで本の並べ方や運営ルールを決めています(これが分散型プラットフォームのイメージです)。ICPも同じように、誰でも参加できる仕組みによって運営されています。
既存のクラウドやブロックチェーンの代替となりうるほど強力で、何百万倍もの処理能力を持つ仕組みです。
このクラウドは、誰でも参加できる分散型ガバナンス(特定の中央管理者に依存せず、多数の参加者によって運営や意思決定が行われる仕組み)によって運営されています。
ICPの目的は、既存のパブリックインターネットを拡張し、クラウドコンピューティングの機能をインターネットに直接組み込むことです。これによって、本当の意味での分散型が実現され、より高速なインターネット環境の構築を目指しています。
ICPが目指す世界とは
従来のITインフラを完全に置き換えるほどの「ワールドコンピューター(World Computer)」として機能し、ブロックチェーンだけで新世代のWeb3サービスやアプリケーションを提供できるようにすることです。
加えて、従来型ブロックチェーンとの相互作用を通じて、Web3のオーケストレーター(バラバラに動いているブロックチェーン同士をつなげて、一つの大きな仕組みとして調整する役割)としての役割も担います。
ICPは、Webサーバやデータベースなどの従来のITインフラを一切必要とせず、ブロックチェーン上で完結する「100%オンチェーン」のWeb3サービスを構築できるプラットフォームを提供します。
それはつまり全てのサービスやアプリケーションがブロックチェーンの特性を持つようになる、「ブロックチェーン・シンギュラリティ」を実現することになります。